Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

登山落語の先駆け作品!

21.遥かなるたぬきうどん(三遊亭円丈)


ストーリーは冬のマッターホルンに登った客のために蕎麦屋の店主が山頂までたぬきうどんを出前に行く、というだけなのだが扇子をハーケン代わりにして登る仕草が目新しい。ほぼ店主の独白で進められるが、登山をしている状況がよく分かるようなセリフで構成されている。本格的な登山を落語にしたのは多分この噺が初めてではないだろうか。

オチはちょっといただけないので何とかしてほしいと思うが、エベレストに登ったこともある林家彦いちもよく演じているので、ぜひ引き継いで長生きさせてもらいたい噺だ。

オススメ度 ★★★


CDあります(三遊亭円丈版・林家彦いち版)

http://www.musicteito.co.jp/smartphone/detail.html?id=000000000388


毎日新聞落語会 林家彦いち2 https://www.amazon.co.jp/dp/B01LXREO72/ref=cm_sw_r_cp_api_i_RBDXW4YY37HNY5JXT4FX