Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

三遊亭円歌はスゴかった!

今度三遊亭歌之介が円歌を継ぐらしい。

正直どうかなーと思うが去年亡くなった落語家の中でもビッグネームなので客の記憶に残ってるうちに継いじゃいたいのかなと思う。その円歌のスゴイところを書いてみる。

 

•  『中沢家の人々』を生み出したこと。普通マクラにしか使わない内輪の話を落語に昇華させたのはスゴイ!落語のマイ定義の一つに“何回聞いても面白く飽きない”というのがあるが、バッチリ満たしてる。円歌本人しかできない落語というのがもったいないほど

•  (嘘か真か不明だが)皇居で落語を演じたこと。志ん生が"お前ひとりでは行かせねぇ”と円歌に袴を贈ったエピソードがウケる

•  弟子を育てるのが上手かった。三遊亭歌之介、三遊亭小円歌、三遊亭歌武蔵と全然バラバラなキャラを一人前にしたのはスゴイ。稽古風景見てみたかった

•  落語家でありながら坊主に修行してなったこと。寺から病院に担ぎ込まれた(通常は逆)話は何度聞いても笑える


こういう年を取っても人の意表を突く、行動力を失わないタイプの落語家が好きだ。円歌を超える落語家、出てこーい!