Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

病院に幇間というミスマッチが笑わせる落語

71.カラダの幇間(柳家喬太郎)


今日本にプロの幇間は2、3人しかいないと聞いたことがある。なのに古典落語では割と出番があるのが幇間だ。幇間が今の日本で活躍できる場があるとしたら?と考えてみたとき、この噺にあるように病院で患者を励ますというのはかなり当たりだと思う。

ストーリーは、ある病院でホスピタル幇間を務めている一八が、ドクターに頼まれて昏睡状態の少女の身体に入って目覚めない原因を探るというSFチックなもの。元凶を追い出す為、幇間の技を使いまくって相手の機嫌をとる一八に笑える。本当にこんな幇間が病院に常勤していてくれるといいのにと思わせる噺だ。


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