まさかの金庫を主役にした人情泥棒噺
26.明日に向かって開け(三遊亭白鳥)
落語の中ではいろいろなものが擬人化されるが、多分金庫は初めてではないだろうか? ストーリーは銀行に忍び込んだ泥棒が、かつて世話人として雇われていた老人を使って金庫開けようとするが…というもの。泥棒と老人の立場が途中で逆転したり、金庫を開ける開けないの会話が落語の芝浜風になっていたりと笑いどころが盛りだくさんの噺となっている。ラストで金庫自身が転がってる脱出するという身体を張った仕草も一見の価値ありだ。
オススメ度 ★★★★★
CDあります
https://tower.jp/item/2755300/SWAのCD-2006--夏休み-