Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

すぐその気になる落語の住人がちょっと羨ましい

与太郎も若旦那も清三も留さんも、誰かに言われてすぐに''○になろう!''と行動しちゃうのがスゴイ。行動しないと話が進まないじゃん、というツッコミはおいといて、与太郎はおじさんに言われると道具屋にも厄払いにも婿にだってなっちゃう(ろくろっ首)。働き者で正直者っぽい清三さんも幾代大夫会いたさに醤油問屋の若旦那に化けるし、若旦那はちょっと言われただけで湯屋番や船頭になろうとするし、留さんなんかどんな後難が降りかかるかも知れないのに言われるまま侍に化けて尻を捻りに行く(粗忽の使者)。ノリが軽すぎやしません?ライトノベルの○○になろう!系の主人公の方がも少し考えてるような気がする。そういえばノリで医者になったのもいたよね(でも医者)。

不思議にこういうなろう系に女性は出てこない。やはり現実を知ってるのは男より女だということか。