Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

ライブはやっぱり面白いな〜

昨日は久しぶりに新宿末広亭に行って、何か面白い噺が聞けないかなと桟敷に座ってた。というかほぼあまり面白くなかったのでウトウトしていた。何人めだったか、泥棒の噺をし始めて少したった頃、いきなり楽屋と高座の仕切りが開いて、前座がネタ帳見せに入ってきたので驚いて眠気が吹き飛んだ!え?今落語中だよね?

どうやら昼席でかけた『出来心』という噺をもう一回かけるのを阻止しようとして出てきたらしい。同じネタはかけちゃダメルールは知ってるが、演じてる最中にストップかける程、強制力高いものとは知らなかった。お陰で寄席の空気は一変。どーすんのこれから?という不安が客の顔に現れまくり。

でもやっぱりプロは違う。桂 南喬師匠は何とか立て直し、でもさすがに泥棒の噺は続けられず師弟の話から小南師匠の思い出話につないで上手く寄席の空気を戻し笑いをとった。正直この日一番面白かったのがこの話かもしれない。

こういうことがあるからライブは面白い!しかしあの前座さんはあの後楽屋で叱られたのだろうか、それとも褒められたのだろうか…。