Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

聴きたくない噺もあるなぁ、そういえば

自分が江戸っ子でないせいもあるが、あんまり田舎者を馬鹿にする噺は正直好かない。例をあげると『百川』、『棒鱈』など。特に百川はベテランがやると聴きやすくて気持ちよく笑えるが、若手が掛けると、これでもかというばかりに田舎者!という感じを前面に出してくる(百兵衛の悲鳴で声を妙に張り上げるとか)のでイヤミで聞いてられない。

多面的に描写できるのが落語のいいところなんだから、一方向に馬鹿にして笑い倒すんじゃなくて、笑われてる側の独白とかも入れた、もっと安心して笑える『新・百川』とかができないものか。