Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

二次元落語

古典、新作、と大雑把に分ければ2種類しかなかった落語に、この頃新しい流れが出たように見える。いわゆる二次元落語だ。

要するに、漫画やテレビ番組を元に二次創作したものだ。今月上野鈴本でやってた三遊亭白鳥ガラスの仮面落語とか、柳家喬太郎が演じたウルトラマン落語とか。

ただ、これを楽しむには客にもセンス、というかある程度の知識がいる。ガラスの仮面でいうと、とりあえず20巻ぐらい読んでないと、落語の場面ごとの元ネタがわからない。まあ、知らなくても楽しめるように演じるのがプロではあるが…。

逆にウルトラマンはキャラクターとして知らない者はほとんどいないだろうが、そのエピソードは?印象的なシーンって?と言われると首を傾げる人が多いのではないだろうか。

そう、二次創作には元ネタのキャラクターが立ってるだけでなく、知人友人のことのように語れる馴染みのエピソードも必要なのだ。

そういう創作物はないかなー、と考えてみたら、あるではないか!

 

ハリウッドで何十年たっても終わらない映画、スターウォーズとこれまた何年たっても大人に戻れない小学生アニメ、名探偵コナンだ。

ダースベイダーとルークの親子関係とか『親子酒』とかベースに落語に仕立てたら面白そう。コナンの方は『佐々木裁き』とか『鹿政談』とかどうだろう。お奉行が寝ちゃってコナンが腹話術で謎を解く!とか(笑)

これだと英語化しやすいし、ジャパンアニメが世界中に広がったように落語も一気に国際化できるかもしれない。