プレゼントが家族内カーストを炙り出す⁈爆笑落語
52.ディアファミリー(立川志の輔)
勤続記念に会社から鹿の頭の剥製をもらったお父さん、置き場がすぐには見つからないので押入れに入れようとするが、お母さんにもう一杯だからダメ!と言われてしまう。何が入っているのか聞き出していくうちに自分のものが一つも入ってないのにショックを受けるお父さんだが…というのがストーリー。
剥製がプレゼントとして一般家庭に宅配される、という出だしが若干不思議だが、ちゃんと冒頭で社長が狩猟好きと述べてフォローしているのはさすが。押入れに入ってる美顔器、サーフボード、雛人形などなどを取り出して鹿の頭をしまえと言うたびに、できない理由をお母さんに並べられて段々機嫌が悪くなるお父さん。
通常押入れに入っているのはすぐ使わない物だと思うが、実はそういう物にもカーストがあり、自分のは最下位だと気づいてしまったお父さんが愕然とする場面は笑わずにはいられない。ラストも意表を突くシーンになってて、ぜひ味わってもらいたい噺の一つだ。
オススメ度 ★★★★★
YouTube あります(公開期限不明)
DVD あります
志の輔らくごin+PARCO+2006-2012「ディアファミリー」