Rakugolover’s blog

落語について色々語ります

ある意味時代を先取りしてしまったタクシー落語

18.真心サービスおじんタクシー(桂三枝/現・桂文枝)


三枝はタクシーによく乗るせいか、創作落語にもしばしば題材にしている。ストーリーは高齢化社会に伴いおじんばかりを運転手にしたタクシー会社、だがドライバー達は浪曲を唸ったり女性客に説教したりと毎日トラブルばかり。ある日、年配のドライバーの方が運転荒くなくてよいとアドバイス受けた客が乗ってくるが…というもの。

この噺が作られた時は年寄り=ゆっくり・安全というイメージだったかもしれないが、残念ながら令和の今、高齢者ドライバーに対するイメージは真逆だ。時代を先取りしてしまった珍しい落語かもしれない。

オススメ度 ★★★★


CDあります

https://www.kingrecords.co.jp/cs/g/gKICH-5515/


DVDもあります

桂三枝の笑宇宙<01>

https://a.r10.to/hVv8hz